【適当に解説】超旧世代自作PCに必要なものとは?

【適当に解説】超旧世代自作PCに必要なものとは?

YouTubeにて国内ではあまり動画を見かけない超旧世代自作PC(勝手な名称)。
皆さんも古いOSを実機で使ってみたい…などと考えたことがあると思います。ということで、ここでは超旧世代自作PCに必要なパーツや物などをわかりやすくもなく解説していきます。
以前の検証機のつくりかたと同様非常に長いので、時間に余裕のある方のみ最後までお付き合いください。
尚、ここで扱っていくのは主に取り扱っているSocket 7後期~Socket 478(または近い世代の互換製品等)が対象です。もっと昔のPentiumや486等を期待していた方はごめんなさい。
あと順番は適当。思いついた順に書いているので変な順番になっているかもしれませんが、気にしてはいけません。

※自作PCの作り方ではありません。作り方が気になる方は適当に検索して何とかしてください。
※まず最初はSocket 478から始めましょう。市場に在庫も数多く残っており、普通に動けばAGPグラボの動作確認やHDDの容量制限の役に立ちます。前期のものならWin95も動くよ。
※言い回しがいちいちうざいと感じたらブラウザバックを。中の人はこんなもんですが動画でのボケは下手くそです。
※古いPCパーツなどは極端に劣化しているものも多く、寿命は期待できません。もし本記事を参考にジャンクパーツを購入して使用し、何か被害が発生したりしても、中の人は一切の責任を負いません。また、動作しなかったパーツは動作不能品としてコレクションに入れたりしてあげてください。

検証用PC

以前のPCでは大容量HDDを認識することができないので、HDDの容量制限などに使用。
FDDがあり、IDEインタフェースを備えているPCを用意しましょう。
詳しい作り方は以前の記事をお読みください。

PS/2キーボードとマウス

初期のSocket 478頃までのマザーボードでは、USBキーボードでBIOS設定画面を操作できないものが多数存在します。
なので、そこで必要になるのがPS/2接続のキーボードとマウス。ハードオフ等で110~330円程度で手に入るので、状態の良さそうなものを適当に購入してください。打ち心地については所詮はDOSコマンドを多少打ったりシステムファイルを編集したりOSを操作したりする程度。メインで使うわけでもないので気にする必要はありません。マウスも同様。多分。

24pinを20+4pinに分離できるATX電源

この世代のマザーボードは電源のメインコネクタが24pinではなく20pinと、現在の電源では4pinが余ってしまいます。24pinのものをそのまま挿し込めるマザーボードも存在しますが、マザーによって位置はまちまちでものによっては余った4pinがコンデンサや端子に激突することも。こうなると24pinの電源は使用できないので、20pinに分離できるものが必要になります。現在でもジャンク市場には在庫が潤沢にあるので、信頼できるメーカーのものを適当に購入してください。中がクッソ汚い場合は清掃を推奨。
ちなみに20pinネイティブ(?)のものは非常に古いものばかりとあまり安全ではありませんので、できるだけ避けておきましょう。AT電源の場合は(-5Vは使えなくなりますが)ATX→AT変換を使わない限り避けようがないですが。

AGPまたはPCIのグラボ 2枚ぐらい

PCIeなんていいモノはありません。AGPだよAGP。
…ってのは置いておきまして、当時はグラフィック機能を内蔵していないマザーボードも多く、たとえ内蔵されていたとしても性能は非常に貧弱なので、グラボがあるに越したことはありません。そして意外と新しいグラボでも古いOSに対応していたり(GeForce 6シリーズがWin95に対応している等)、OS選択面での優位性も上がります。
ということでグラボの選び方を。
※PCIeを積んだ478マザーもありますが、チップセットが新しすぎて超旧世代自作PCではなくなってしまいそうなので選ばないようにしておきましょう。PCIeは甘え()

・AGP
最も重要なのは対応している電圧。切り欠きが2つある(=3.3V/1.5V/0.8V対応)のものは初期から最後期のAGPマザーで使用できるので、できればこういったものを選択してください。3.3Vのみ対応したマザーで後期のAGPグラボを使うのであればRadeonを推奨。ゲフォにも3種類の電圧に対応しているものもありますが、種類が少ないのでラデの方が入手性はいいはず。切り欠きがブラケット側にあるものが3.3V、その反対側にあるものが1.5/0.8V用。切り欠きが不適切に設定されたカードもあるようですが、真偽は不明なのでとりあえず適当に状態の良さそうなものを購入して様子を見てみましょう。
GPUのメーカーに関しては↑の理由以外では信頼できるメーカーならどこでもOK(メーカーが大量にあるので詳しくはおググり下さい)。用途に合った世代/グレードのものを選択しましょう。Aeroを動かすならGeForce 6200/RADEON 9500以上。

・PCI
マザーがAGPに対応していれば選ぶ意味はありません。古いものばかりで性能も微妙。
ですがSocket 7などとなるとその限りではありません。ソケ7は基本的にAGP非対応なので、Super7マザーを選ぶ場合以外は基本的にPCI一択になります。
割と新しいモノを選んでも問題はありませんが、この世代のマザーでまともに動くのは当時のOS程度なので当時のグラボを推奨。今ならやっすいS3 ViRGEでもハイエンドの3dfx Voodooでもほぼ同じ値段で買えるので、できれば高性能なものを選択しておきましょう。しかし当時のVoodooは使うのが面倒なものが多いので非推奨。安定のNVIDIAやATI辺りが無難です。2D全振りならMatrox Millenniumもいいかも。
しかし相性問題が出ることもあるので、動かなかった場合のことも考え複数枚用意しておいた方がいいかもしれません。

メモリ

世代によって使えるものが違いますが、どの世代にも言えることが一つ。できれば信頼できるメーカーのものを選びましょう。メーカーや容量が違っていても安定動作することが多いのであまり気にしてはいけません。
現在でもメモリチップを生産しているMicron,Samsung,SK Hynix等やInfineon,Qimonda,Elpida等の撤退した有名メーカーのものがおすすめ。絶対に選んではいけないものがM&SやMtec等。どちらとも有名メーカーからの横流し品という説があり、M&Sは初期不良率66%という話もあるようなので注意が必要です。以前MtecのPC133 256MBを55円で購入しましたが、Memtest86+では問題のメモリの部分で赤い行が高速スクロールするといった結果になりました。
以前の検証機の時と同様、動作するかわからないので数枚まとめて購入しておくのを推奨。

・DDR SDRAM
現在でも在庫が潤沢にあるので、手に入れるのは簡単です。512MBのDIMMが55~110円ぐらいで売られているので、状態の良さそうな有名メーカーのものを適当に購入しましょう。片面でも両面でもOK。

・SDRAM DIMM
Pentium II~Pentium 4初期(または同世代のAMD)で主に使われてきたメモリ。同じ形をしたEDO DIMMもありますが、こちらは数も少ないですし面倒なので選ばないように。
16MB~512MBと容量の幅は広いですが、440BX辺りを扱っていく予定の場合は両面実装の256MBのものを推奨。4枚集めれば1GBまで増やせます。それより古いものの場合は32~64MB/両面実装のものを選んでおきましょう。430TXや430VXではSDRAMの場合64Mbチップ搭載モジュールが認識できません。EDO DRAMであればもっといけたはずですが実機検証を行ったことがなく情報が少ないので本当かはわかりません。
片面実装のものは相性が出やすいので避けておいた方が良いようです。
こちらも256MBのものが55~110円で購入可能。

・72pin SIMM
ここまでくると筆者も取り扱ったことがありませんが、ほぼEDO DRAM一択。30pinと比べて制限は緩くなっていますが、あまり動かしやすいものではありません。とりあえず8~64MB前後のものを選択しておけば大丈夫なはず。
ちなみに30pinのものは386時代に主に使われていたものなので、Pentium時代になればほぼ72pinになります。
容量はまちまちですが、1枚55~110円で購入できます。ってどれも値段同じ位ってなにこれ。

・RDRAM
Intel 820/850マザーで使う、価格が高すぎて全く普及しなかった過去の産物。ですがジャンク市場ではなぜかよく見るこれ。ヒートシンクが付いており、真ん中辺りに端子がないのが特徴です。
SDRAMやDDR SDRAMに比べると確かに高速ですが、対応マザーが少なく使うのは非常に面倒。選ぶ理由は全くと言っていいほどありません。
ちなみにIntel 820ではMemory Translator Hub(MTH)を噛ますことでSDRAMも使えますが、MTHは不具合が多すぎて闇に葬られました。余談ですが、IntelがRDRAM戦略で盛大にコケた後DDR系が普及してRDRAMはまるごと闇に葬られたということも書いておくことにします。

HDD

もちろんIDE。SCSIもありますが、デバイスの入手性が非常に悪く扱いやすくもないのであえて選択する意味は全くありません。
とりあえずこちらは相性が出ることはあまり多くないので、「容量の少ない」ものを適当に選択してください。20GB前後が扱いやすいかも。この時代のPCはアクセス方式にLBAが使えず8,455MBまでしか扱えなかったり、AwardBIOS v4.5xの不具合により32GB以上のHDDが扱えないものが多く存在するので、容量の少ないものを推奨しています。
ですが今の時代、逆に容量の少ないHDDの入手は困難! ということで、その場合は容量制限を活用しましょう。HDDが搭載している32GB制限機能を使用するか、↑の検証機に問題のHDDを接続してHDAT2を起動。後はこちらの動画の10:50辺りのように作業を進めていってください。

これで基本的にAwardBIOS v4.5xの不具合による容量の壁は回避できます。LBAが使えないことが原因の容量の壁には基本容量制限は不要。
現在は40GB以下のモデルであれば、容量単価は1GBあたり10~20円程度になります。今からしたらぜんっぜんお得じゃないけど容量少ないからまあ普通。40GBが100円で売られていたらお得だと考えよう。
余談ですが、Seagate U4/U6/U8等のデザインが特徴的なHDDは珍しいので見つけたらできるだけ買っておくように。コレクションにもいいかもしれません。

ベンチ台

聞いたことのある人がほとんどであろう各パーツを乗せて検証に使う台。最悪ジャンクマザーの箱でも代用できますが(私は散々これを使ってきました)、そこそこの強度を持ったものが1個あると非常に便利。
強度はいまひとつになりますが、すのこで作ってしまっても問題ありません。というか書いている際にちゃちいのが3年以上持ってるのだけどもしかしたら見た目に反して意外と強度あるのかこれ? なんて思ってしまったのだけどどうなんだろう。結局どっちなんだよって感じになってしまいますが、すのこを選ぶ際には密度の高そうな木でできているものを選びましょう。

前述の通り、最悪マザーの箱で代用することもできますし、床にそのまま置いてしまうことも可能です。静電気対策マットの上は導電性があるのでアウト。

ドライブ類

・IDEのDVDドライブ
書き込めなくても大丈夫。DVDが読める適当なIDEの光学ドライブを選択してください。
現在の相場は1台110~330円。安くて状態が良さそうなものを適当に。

・FDD
9x系OSのインストールにはほぼ確実に必要になります。他にも起動ディスクを作ったりと非常に重要なので、これなしに超旧世代自作PCを作ることは無理だと考えた方が良いでしょう。
機種に関しては3モード対応のものを推奨。ミツミのD353M3やSonyのMPF920など、有名な機種の製造年が新しいものを適当に選択してください。読めない場合はエタノールを付けた綿棒でヘッド部分を擦ってみると直るかも。ちなみにヘッドがクッソ汚いものは寿命が期待できないことが多いのでご注意を。

その他

・PCIのLANボード
Socket 7当たりの世代になれば基本的にはどのマザーにもPCIが付いているので、ISA接続でなくても問題はありません。チップに関してはRealtek RTL8139xを推奨。古い製品ですがNT6.x用の64bit用ドライバが出ているのでWin95でも使えるしWin10 64bitでも多少強引ですが使えます。100BASE-TXですが、所詮は検証用、速度は気にしないように。あと写真がPCIeのものであることも気にしないように。

ということで超旧世代自作PCに主に必要なものはこれらとやる気と根気で以上です。CPUとマザーボードは入れていませんが、理由はお察しを。
それでは今回も非常に長い記事になってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。問題点があればご指摘いただければ修正します。
※もし何か追加する場合はサイトの仕様によりまた別記事にして公開するかもしれませんがご了承ください

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