【使い道いろいろ】あると便利な検証用PCのつくりかた パーツの選び方編

【使い道いろいろ】あると便利な検証用PCのつくりかた パーツの選び方編

ジャンクPCやPCパーツなどが増えてくると、保守用にジャンクPCパーツなどを購入することも多くなってくると思います。ですがジャンクPCパーツは基本的に動作未確認。そのため購入して持ち帰ったら基本的に動作確認を行うと思いますが、その際に検証用PCが必要になりますよね。
ということでここからは、検証用PCにおすすめのパーツやOSの設定、製作時に注意が必要なことなどを解説していきます。
検証用からメインまで幅広い使い方ができ、かなり安く製作できるので、ぜひ1台持っておくのをおすすめします。

※本記事は自作PC中級者向けです。よくわからない内容があった場合はご自身の手でおググり下さい。
※本記事は非常に書き方が雑ですが、これは仕様です。言葉遣いが気に入らない場合はブラウザバックを。
※CPU用ではなくメモリ/各種拡張ボード/HDDなど向けの検証機の作り方の解説です。
※ジャンクPCパーツには扱ううえで危険を伴うものがございます。本記事を参考に何かを実践される場合は、自己責任の上お願いします。

おすすめの世代/メーカー

まずはパーツ選定に必要となる世代。
一番おすすめなのはCore 2 Duo/Phenom(II)辺りです。この世代は現在ジャンク市場に大量に流れているDDR2の動作確認ができ、HDD用のインタフェースも現在主流(というかこれしかない)のSATAに加えてIDEが付いているマザーも多いです。そのため動作確認ができるパーツも多く、Windows 10も問題なく動作させられるため、この世代で作っておけば(現在物が豊富に出回っているこの世代のみでやっていく限りは)困ることはないでしょう。

続いてはCPUメーカー。
こちらは幅広いメモリクロックに対応できたりするAMDを推奨。Intelであれば3/4シリーズ チップセットに近い世代になるPhenom IIでもIntelでは対応していないDDR2-533に対応でき、最大メモリ容量も16GB(PhenomIIの場合)とIntelに劣ることはありません。そして内蔵GPU性能も同世代のIntelと比べてこちらの方が高いですし、IDEコントローラもチップセットに内蔵されているので、HDD周辺で不具合が起きにくいのも評価できます。(790GX+SB750の場合)
消費電力は高いですが、負荷をかけなければ省電力機能が聞いてエコになるのであまり問題はありません。

マザーボードを選びましょう

まずはどちらのメーカーにも言えることから。
・できれば内蔵GPUがあるものを選びましょう
→内蔵GPUはあると非常に便利。保管するうえで邪魔になるグラボが不要なので(グラフィック性能について考えてはいけません)、iGPU搭載を強く推奨します。当たり前ですが、もちろんPCIeさえあればグラボの動作確認も可能です。

・互換チップセットは非推奨
→爆熱だったり相性が出まくったり不安定だったりすること多し。できれば純正チップセット搭載マザーを選択しましょう。ですが安定するモノはとにかく安定するので、一概に不安定というかはそうではありません。選択する際はまあ冒険ということで。(ちなみにSocket 462時代のAMDは純正チップセットの方が少なかったりするのでその世代になるとほぼ互換チップセット一択です。今回は775/AM2(+)/AM3が主なのであまり関係ないけど。)

・フォームファクタはATXを推奨
拡張性の観点から、小さくてもmATXで。というか市場に残ってるのATXばっかりだから意識しなくとも自然とATXになるような気もするのだが…

・キワモノや変態マザーはやめよう
仕様が特殊だったり動かない組み合わせが多かったりと非常に使いにくいので、全くお勧めできません。とにかくめんどっちぃし特殊な機能を実現させるために安定性を削っていたりするので普通のマザーを使いましょう。

・袋入りを推奨
なぜか動く確率が高いらしい。その中でも袋の状態が良いものはジャンク箱に入れられてから時間が経っていないものであることが多いので、箱の中でガサガサされている時間が短くチップが飛んでいる確率が非常に低いです。

あと写真に体重計が写っていますが、マザーとの関係性は一切ございません。

AMDマザーのえらびかた

こちらはDDR2スロットを装備していることが多いAMD 700シリーズのチップセットを搭載したAM2+マザーがおすすめです。現在は1,000円台で転がっていることも多いので、その中から状態が良さそうで拡張性のあるものを適当に探して購入してください。できれば固体コンデンサを積んだものを選びましょう。

ちなみに私はBIOSTAR TA790GX3 A2+を1,100円で購入しました。←は790GX+SB750でAM3の一部CPUにも対応。128MBのiGPU用キャッシュメモリも付いてます。

最後にIntel系とは違いソケットにピンがないのも評価できますね。箱の中でゴチャゴチャされても案外壊れません。細かいチップ部品が取れたとかだと別ですが。

Intelマザーのえらびかた

チップセットの世代が複数あってマザーによって対応範囲がまちまちなのが少々めんどっちぃIntel系。こちらもAMDと同じように、まともに使えそうで状態の良さそうなのを適当に選択すれば大丈夫。そして固体コンデンサのものを推奨いたします。ピン曲がりも軽度なものが数箇所あるだけであれば割と直せるので、これが原因で安く売られていたらそれを買ってみるのもアリかもしれません。多少の冒険にはなりますが。

同じLGA775でもチップセットによって対応するCPUが違うので、ここではチップセット別に見ていきましょう。NBとSBを同じように扱ってる部分あるけど見逃して。

・915系(915G/915P/925X等)
775版Prescottと同時期に出たチップセット。特別な理由がない限り選ぶ意味は全くありません。マルチコア製品が使えないし、SATA2も使えない。そして915GはWindows Aeroも使えません。865系からNB←→SB間の帯域が上がったりDDR2やPCIeに対応したりといろいろ進化したけどまだまだメインの検証機には向かないー… そんな世代のチップセットです。あと945や965でもプレスコ対応してるからこの辺考えると選ぶ意味完全にないじゃん。
主な対応CPU:Prescott全般~Cedarmill 対応メモリ:DDR333/400 またはDDR2-400/533 対応FSB:533/800MHz

・945系(945G/945P/955X等)
Pentium D向けのはずがCore2系にも対応したり初代Atomのお供にされたりと何かと息が長く、派生製品も大量に出たチップセット。ここからCore2系にも対応しますが、Core2対応マザーと非対応マザーが混在しておりそれを見極める必要あり。そしてWolfdaleには基本非対応。一応SATA2とかにも対応してるけど、めんどくさいから選ばないほうがいい。ちなみに内蔵GPUはWindows Aeroに(疑似?)対応しますが、その糞性能っぷりには定評があるものなので期待してはいけません。
主な対応CPU:Prescott全般~Conroe(詳しくは仕様ページで) 対応メモリ:DDR2-400/533/667 最大8GB 対応FSB:533/800/1066(一部)MHz

・965系(P965/G965等)
Core2Duoと同時に現れたチップセット。現在まともに使えるのはおそらくこの辺りから。マザーによってはPrescott CeleronからYorkfieldまで対応し、Win10をまともに動かせるCPUをまともに使うことができます。ちなみにこの世代は設計が悪くとにかく爆熱なので、チップセットのハンダがダメになっているマザーも多いかもしれません。あとこの世代からSBのIDE消えました。よってIDEには追加のコントローラで対応することになります。
主な対応CPU:Prescott~Wolfdale/Yorkfield(マザーによってまちまちなので詳しくは仕様ページで) 対応メモリ:DDR2-533/667/800 対応FSB:533(非対応の場合あり)/800/1066MHz

・3Series(P35/G35/X38等)
1333MHz FSBのC2D E6x50のためのチップセット。P35やX38はDDR3に対応し、DDR2/DDR3の両方のスロットを備えたマザーも現れました。そして1333MHz FSBに標準対応し、Yorkfieldも無理なく使えるように。GPU性能の低さに定評はありますが、検証機として使う分には十分です。総合的な検証機を作るならまずはこの世代から。あとG31はSBがICH7なのでチップセット内蔵のIDEが使えます。この世代からPCIe 2.0にも対応。(NB側のみ)
主な対応CPU:Conroe以降(~1333MHz FSB) 対応メモリ:DDR2-667/800 またはDDR3-800/1066(P35/G33/X38のみ) 対応FSB:800/1066/1333MHz

・4Series(P45/G45/G41/X48等)
LGA775最終世代のチップセット。この世代であればWolfdale/Yorkfieldに最初から対応しているため、Conroe以降のCPUならどれを付けても最初から起動してくれます。GPUもある程度改良されており、Minecraft程度であればある程度動かせるようになりました。そしてPen4全般(セレDは不可)に対応しているマザーも多く、CPUの対応範囲にも文句はありません。検証機を作るならこの世代が一番おすすめ。IDEを使うならSBがICH7のG41を推奨します。(ローエンドですしAHCIは使えませんが)
主な対応CPU:Conroe以降 対応メモリ:DDR2-667/800 またはDDR3-800/1066(X48のみ1333/1600に対応) 対応FSB:800/1066/1333/1600(X48のみ公式対応)MHz

ということでIntel系の主なチップセットは以上。おすすめ順位は上に行くにつれ下がっていきます。さて次はCPU。
※ノースブリッジ(NB)→チップセットのメモリコントローラなどが入ったCPUに直接繋がる方 サウスブリッジ(SB)→チップセットのNBから専用バスを経由し繋がるSATAやUSBのコントローラが入った方

CPUのえらびかた

マザーが対応していて使うOSがまともに動けば何でもいいです。Win10 64bitであれば2コア2GHz前後のCPUがあれば結構動いてくれるので、それに合ったものを適当に選択してください。OSと検証に使うソフトがある程度動けばいいなら下位の2コア、ネット閲覧もして動画編集もするであろうメインとして使うなら4コア。Intel/AMD共に45nm版を推奨。間を取って3コアってのもありますが、入手性が悪いのと4コアに比べて大して値段も変わらないのでおすすめできません。
ジャンクマザーにBIOS更新用として初期BIOSで動く石を追加で買うのも馬鹿らしいので、初期BIOSで対応しているCPUを購入しましょう。あとAMDの場合はピン曲がり/折れの有無も確認が必要です。多少の曲がりなら修復可。

CPUクーラーはハードオフとかで300円位で売ってる使えそうなのを適当に買っておけばOK。Intelであればプッシュピンが折れていないもの、AMDであれば引っ掛ける部分が破損していないものを選びます。
ファンが軸ブレしていたらシールをめくって潤滑油を塗れば直るはず。
ちなみに取付用のパーツが必要なものはそれらしき部品が付属していても一部が抜けており付けられないことも多いのでできるだけ避けておきましょう。付けられなかったらゴミが増えるだけだから。

メモリのえらびかた

今回使用していくのはジャンクの世界に大量に残っているDDR2に対応したマザー。DDR2であればそこらへんの店で1GBのものが55~110円程度で売られているので、その中からチップの飛んでなさそう(=状態の良さそう)な知名度の高いメーカー(Micron,Elpida,Samsung,Hynixなど)のものを、故障していたり相性が出た時のためにマザーのメモリスロットより1~2枚多く購入してください。667と800などが混じっていたりとクロックが違っていたり、メーカーが違っていても問題ありません。相性は出やすくなりますが。
ただしIntel 3シリーズ以降のチップセットを積んだマザーではDDR2-533は使用不可。この2種類のクロックのものは手に入れたところで非常に使い勝手が悪いので、できれば購入しないようにしましょう。Phenom II X4 925と2種類のSB750マザーでは533も使えましたが、やっぱりおすすめはしない。
DDR2-400ってのもありますが対応範囲が非常に狭く非常に使いにくいので、いくら安くてもこれだけは避けておくように。Intelは945系まで対応しています。

HDDのえらびかた

何でもいい。そこそこ状態が良く動いていて十分な容量があれば何でもいい。とにかく何でもいいです。相性もほとんど出ませんし、マザーにインタフェースが付いているだけで使用できます。新品でも大丈夫ですが、中に入れるのは検証用のOSとソフトだけ。無保証の裏でこき使われてきたであろうジャンクでも問題ありません。
容量はOSが入ってある程度の空きができれば何でも大丈夫ですが、容量/価格/速度のバランスが優れた500GBプラッタ1枚のものがおすすめです。過去に500GBのものを数台買ってみた限りでは、HGST Deskstar 7K1000.Cが一番速かった気がする。
現在は500GBのものであれば、秋葉原の中古/ジャンクショップで500円程度、ハードオフで1,000~2,000円で購入できます。健康状態が正常かつ使用時間/電源投入回数が共に1,000以下であれば基本的には当たり。

電源のえらびかた

ジャンク電源という大きな危険を伴うものから保証付きの中古や新品まで、選択肢は幅広くあります。
安全/安定志向の方なら状態の良さそうな中古、そんなこと気にしねぇよ!ジャンクなんか何もかもが冒険だろ!って方なら覚悟は必要ですがジャンクでOK。容量は400~600Wもあれば極端に消費電力の大きいグラボを付けたりしない限りは大丈夫です。
新品は… ジャンクと新品が混ざったPCを作りたい!ということであれば止めはしませんが。というか新品の電源を選ぶならHDDは中古にした方がいいと思う。そうすればジャンク/中古/新品の3種類が混ざった謎PCができるから。

最後に大容量ジャンク電源は危険なので選ばないように。700Wを超えたあたりから危険になってきます。中のパーツがでかいからその分爆発した際の威力もでかいです。

ケースのえらびかた

普通にジャンクPCケースを買っても大丈夫ですが、やっぱり何度もパーツを付けたり外したりするので作業性が悪すぎる!でもベンチ台も買うと高い!
ということでおすすめなのが自作。ホームセンターでATXマザーの乗りそうな板2枚と12mm角程度で長さ25cm程度の角材4本を買い、下の板に角材を乗せてそれで上の板を支えるようにして木ネジや接着剤を使って組み上げ必要に応じてゴム足を底に付けるだけ。ケチれば1000円台、もっとケチれば100均材料を使って440~550円で作れます。
無理に縦方向に重ねなくても、某破壊神が以前製作していたようなベニヤ板PCを作っても大丈夫。というかそっちの方が頑丈でいいのかも。

ということでパーツ紹介編はこれで以上となります。次回は組み立て/セットアップ編。

(まだ写真が追加できていない部分もありますが後で追加するのでしばらくお待ちください)

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